船体板厚計測
車に車検があるように、船舶も、定期的な検査が義務づけられています。船体の板が、規準を満たす厚みがあるかを測定し、船の状態を確認します。
年数が経つと、塩水や強風など、外界からの影響で板の厚さが薄くなってきます(経年変化)。安全規準を満たす厚みがあるかどうか、定期的に検査をします。 |
計測方法
試験用の25mmの鋼板を用いた計測です。
超音波探傷機につながった垂直探触子を当てて、試験体に超音波を流します。超音波が、底面で跳ね返って探触子まで返ってくる速度と、超音波の音速から板の厚さを求めます。
垂直探触子から発せられた超音波は、試験体底面に到達すると跳ね返ってきます。 |
実際の計測値と、板の厚さが一致しています。
船体の板厚計測風景
船体に、超音波探傷機につながっている垂直探触子を当て、板の厚さを計測しています。
当社実績
●各種定期・中間検査に伴う船級ルールに基づく船体板厚計測
●メンテナンス・延命のための船体調査、リペアプラン・ダメージプラン作成
●ボイラーチューブ肉厚計測