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超音波探傷試験

超音波を材料・溶接部等の試験体に伝え、内部からの反射(エコー)を利用して『内部欠陥』の位置・大きさを判定し品質を確認します。放射線透過試験も試験体内部の状態を調べるために用いられますが、きずの平面的な分布状態の検地に留まります。
 
超音波探傷試験では、放射線透過試験ではわからない、きずの奥行き(深さ)を測定できます。
 

試験方法

【測定】

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【測定結果】

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穴の開いた試験用鉄製部材の超音波探傷試験結果です。
 
探触子から検査箇所に超音波を当て、きずや底面に当たって返ってくる超音波を液晶画面で確認します。写真では、斜角70度の探触子を使用しています。溶接部など、垂直方向の超音波では検査が難しい場所に斜角探触子が用いられます。液晶画面には、返ってきた超音波がエコーと数値で表示されます。きずが大きければ大きいほど、きずの位置が探触子から近いほど、超音波が強まり、エコーの高さは高くなります。
 

船舶の検査

船体は、何枚もの板を「溶接」という技術でつなぎ合わせて作られています。溶接が定められた規準通りに施されているか、超音波探傷検査で確認しています。確かな知識と技術を持った技術者が、船体の安全性を検査します。
 

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平板をつなぎ合わせた溶接部を検査しています。   修繕後の船体の溶接部を検査しています。

 

当社実績

●機関部品等の保守検査業務
●各溶接部の品質検査業務
●建築物鉄骨超音波探傷検査
●ボイラーチューブ肉厚計測業務
●各パイプライン肉厚計測業務