ハッチカバー気密検査
ハッチカバー内部から超音波を発信し、外部に超音波が漏れ出ていないか確認することで、ハッチカバーの気密性を検査します。従来、ハッチカバー気密検査は射水で行われていましたが、当社は国内で先駆けて『特殊超音波装置』を用いた検査方法を導入しました。これにより、短時間で効率的に検査が行えるようになりました。
ハッチ内には、食料品や鉱物など、雨水や海水に濡れてはいけない輸送貨物が積まれています。これらの品物が濡れないように、ハッチカバーを閉じた時、確実に密閉されるか検査しています。
試験方法
特殊超音波装置を用いて、ハッチ内から超音波を発信させます。
ハッチカバーを閉めた状態で、外側に超音波が漏れ出ていないか、超音波受信機で調べます。漏れ出た超音波は、受信機とつながったヘッドフォンから音で確認し、受信機の表示画面の数値を見て、漏れ具合を確認します。 |
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検査風景
ハッチカバーから超音波が漏れ出てないか、受信機を使って確認しています。
ハッチカバーサイドの気密検査をしています。 ハッチカバートップの気密検査をしています。
当社実績
●バルクキャリアー船及びコンテナ船のハッチカバー気密検査
●自動車運搬船ランプウェイ気密検査
●水密扉&気密扉の密閉検査業務